albatros blog

広田修の書評とエッセイ

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨシフ・ブロツキー『ヴェネツィア・水の迷宮の夢』

ヴェネツィア 水の迷宮の夢 作者:ヨシフ・ブロツキー 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1996/01/17 メディア: 単行本 本作品でブロツキーは、ヴェネツィアを訪れたときの心象を美しい詩文に仕上げている。ここにはいかなるストーリーもなく、ただ日記的な断…

2019年に見た映画

さて、年の瀬ですので2019年に見た映画をまとめようと思います。 ・是枝裕和『三度目の殺人』 カタルシスのない現代風の法廷サスペンスだが、犯人の哲学的な思想が面白かった。生まれてこなければよかった自分がどう生きるか。非常に倫理的な問題を提起…

年末年始

さて、年末年始の九連休です。昨日の夕食は妻と焼き肉を食べに行きました。昨日の時点ではまだ仕事モードが抜けていなかったのですが、今日になったらいつもの緊張感から見事に解放されて、みるみる気分は向上、体調も良くなり、やっと休みモードに入りまし…

仕事納め

さて、今日は仕事納めです。私は昨日ちょっと溜まっていた仕事をまとめて片付けて、あとは決裁待ちという段階です。今日無事に決裁下りれば無事仕事が納まりますね。今日はその仕事の手直しをするくらいで多分することはほとんどないでしょう。余裕をもって…

杉本真維子『袖口の動物』

袖口の動物 (新しい詩人) 作者:杉本 真維子 出版社/メーカー: 思潮社 発売日: 2007/11 メディア: 単行本 杉本の本詩集は文体的な完成度が非常に高い。緊密に練られたテクストは硬質で隙がなく、読む者に心地よい感動を与える。そして、文体と内容は互いに影…

疲労困憊

だいたい休んだ方がいいときってわかりますよね。体が辛くなったりひどく疲れたと感じたり。これは休んだ方がいいなというのが分かります。昨日仕事をしながら、その疲労感がやってきて、ああこれは休んだ方がいいなと思いました。 災害対応に引き続きひどい…

岡本啓『絶景ノート』

絶景ノート 作者:岡本 啓 出版社/メーカー: 思潮社 発売日: 2017/08/03 メディア: 単行本 本詩集に特徴的なのは、生きる根拠や哲学が喪失されている点、それに反比例するように生活世界が重視され、ひたすら現在を生きる快楽を歌い上げている点であろう。現…

来年の抱負

さて、来年の抱負として一番に挙げたいのが、お小遣いを手取りの1割程度とするということです。今現在、本やCDなどにお金をかけていて、手取りの一割を超えているので、適正な額に収めようと思います。だいたい3万円くらいに収めたい。 そして、詩をどん欲…

記念日

結婚記念日が間もなくなので、昨晩は二人で高級な和食屋に行ってきました。コース料理なので結構時間があったこともあり、お互いにこの一年を振り返り、いい会話ができたと思います。そして料理がとてもおいしかった!一年に一度はこういう料理を食べても罰…

パスカル・キニャール『謎』

謎―キニャール物語集 (パスカル・キニャール・コレクション) 作者:パスカル キニャール 出版社/メーカー: 水声社 発売日: 2017/05/01 メディア: 単行本 現代作家であるキニャールの物語への執着はよく知られるところである。ではキニャールはなぜ物語にこだ…

眠い

こんにちは。忙しい一週間が終わって、今日はお疲れ気味なのかやたら眠いです。昼寝を二度ほどしました。眠いけれどもやることはたくさんあり、買い物数か所回ったり銀行行ったり郵便局行ったり大忙しでした。来週一週間で今年も終わりです。もう冬眠の季節…

2018年に見た映画

2019年に見た映画を整理しようとしたら、2018年に見た映画がまだ未整理でした。とりあえず2018年から。 ・フェリーニ『道』 とてもよくできた映画だった。キャラクターの配置、ストーリーの流れ、必然的に感動を迫るラスト。性格劇として古典的…

飲み会

昨日は飲み会でした。飲み会に出ると普段なかなか話せない人たちと話すことができてラッキーですね。 私は最近お酒を飲まなくなりました。昨年度辺りから飲み会ではウーロン茶を頼むようになっています。昨年度辺りからお酒が翌日に残り、翌日の朝起きられな…

出張

今日は福島まで出張です。久しぶりの出張楽しみであります。道中気を付けて運転していきます。 最近は読書の傍らスマホゲームをやるようになりました。読書で疲れた脳をリフレッシュするためにゲームをやるといった感じ。といっても、課金は一切なし、孤独に…

一年の終わり

さて、今年も大詰めとなってきました。今年は年末年始の休暇が長めなのでうれしいですね。ゆっくり英気を養おうと思います。仕事はあと二週間で終わりですが、余裕を持ちながら淡々と業務をこなして行きたいです。年の瀬、親類へのあいさつであったり、小旅…

大岡昇平『武蔵野夫人』

武蔵野夫人 (新潮文庫) 作者:大岡 昇平 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1953/06/09 メディア: 文庫 武蔵野を舞台に繰り広げられる愛欲劇。人妻の道子はいとこで復員してきた努と恋愛関係になる。そのほかにも道子の夫秋山が人妻の富子と不倫をしたり、登場…

オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』

昼の家、夜の家 (エクス・リブリス) 作者:オルガ トカルチュク 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2010/10/19 メディア: 単行本 ポーランドの国境付近の町を多面的・多角的に断章形式で描いている。主人公と同居人のR、隣人の老婆マルタを中心に、様々な人た…

忙しい休日

昨日は風邪を治すために休みを取ったのですが、これまで風邪のせいで休日できなかった用事をいろいろこなしていてとても忙しかったです。まず買い物が結構溜まっていた。ドラッグストアやスーパーでの買い物がなかなかヘビーでした。あと図書館にも行きまし…

2019年の本ベスト10冊

今年読んだ本の中からよかったものを10冊紹介します。 1.中森弘樹『失踪の社会学』 失踪という現象を手掛かりに、親密な他者への責任が逃れがたい拘束力を持っている現代の精神性を明らかにしている。力のこもった学術書である。 2.アナトール・フラン…

風邪の終わり

さて、10日以上り患していた風邪ですが、やっと治ってきたようです。昨日はボーナス支給日だったのでそれも影響しているのでしょうか。それでもまだ夕方のどが痛くなったりするので油断はできません。ただ体力は回復したように思います。念のため、また所…

ボーナス

今日はボーナスの支給日です。それなりにまとまったお金が入ってくるのでうれしいですね。引き続き仕事を頑張っていこうという気持ちになりますね。いまだ風邪は完治していませんが、こういううれしいことがあると治ってしまいそうですね。 ボーナスはほとん…

2019年の総括

さて、年の瀬となりました。今年を振り返ろうと思います。今年書いた詩は28編と少なめでした。発表媒体も同人誌1誌のみです。観た映画は13本とこれもまた少なめ。月1のペースですかね。読んだ本は129冊でこれはよいペースでした。月10冊ですね。…

アントニオ・タブッキ『遠い水平線』

遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) 作者:アントニオ タブッキ 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 1996/08/01 メディア: 新書 本書において主人公の死体解剖人は身元不明の他殺死体の身元が異様に気になってしまい、その身元を調べるべく探索の旅に出…

長引く風邪

風邪が長引いています。先週金曜日に発症したのですが、治ったと思って今週火曜日から出勤していました。ですが復帰が早かったようで、その後仕事中もなかなか辛いものがあり、今も風邪の症状が消えません。仕方ないので今日も貴重な年休を用いて医者に行く…

恢復

さて、辛かった風邪ですが、ほとんど回復したといってよいと思います。昨日は朝ふらふらしていたのですが何とか出勤、出張も無事こなして夕方ごろには大分元気になっていました。もらった薬もなくなったころであり、ちょうど治る頃でしょう。今日は飲み会が…

風邪2

ひどかった風邪もだいぶ良くなってきました。洟もそんなにでなくなったし、のどの痛みもありません。ですが、まだ体力が十分戻っておらず幾分だるいです。そういうわけで今日は一日お休みをもらってゆっくりすることにしました。それにしても質の悪い風邪に…