albatros blog

広田修の書評とエッセイ

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

初夏の憂鬱

いやー、すっかり暖かくなりましたね。半袖で過ごせる日々です。日差しが強い。でもなんというか季節の変わり目で気分がすぐれませんね。コロナもまだ収まったわけでなく、第二波第三波が予想されますので。 たいてい土曜日は午前中にひと眠りします。一週間…

川上弘美『おめでとう』

おめでとう (新潮文庫) 作者:川上 弘美 発売日: 2003/06/28 メディア: 文庫 川上の小説に出てくる女性は、恋愛において受動的で偶然に身をゆだねていることが多い。男の側の行為を待っていたり、成り行きに身を任せたり、そうしているうちに理由はよくわから…

梅雨が近い

さて、新年度も2か月が経過しました。日々忙しくお仕事していますが、やはり二年目ということもあり昨年よりはスムーズに進んでいるように思います。それにしても結構仕事量がありたいへんです。計画的に進捗管理を行いながらやっていかないといけません。 …

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) 作者:川上 未映子 発売日: 2014/10/15 メディア: 文庫 本小説は、あまりにも自明な事実である「人生はイージーではない、困難である」という事実をこれでもかというくらい突き付けてくる。ヒロインはそもそもが社会の周…

五月病

いやー、なんだか物憂いですね。今年も5月病の季節がやってきました。季節の変わり目、気温の変動、そして今年は去年台風被災のため今年に持ち込んだ仕事を大量に消化したため疲れました。去年分の消化のあとには今年度分の通常業務が待っています。なるべ…

上田岳弘『キュー』

キュー 作者:上田 岳弘 発売日: 2019/05/29 メディア: 単行本 上田のこの小説は、超越と包摂を主要なモチーフとしている。第二次世界大戦を中に持っているという女は第二次世界大戦を超越したうえでそれを包摂しているし、最終的に人間が到着する一人の脳内…

二年目

同じ仕事内容で二年目になります。一年目と比べて仕事への理解が深まり、もろもろスムーズにいくことが多いです。仕事のペースも上がり、ミスも少なくなってきて、二年目はやはり一番やりがいを感じられるときなのかな、と思います。一つの分野に詳しくなる…

風邪

いや、なんか風邪をひきました。と言っても重症ではなく、なんとなくだるいくらいです。少し休むとおさまるやつです。新年度一ケ月頑張って疲れたのでしょう。この土日は大人しくしていようと思います。GWもなんだかんだ言って近くの海岸とか回ったりしまし…

クレメンス・マイヤー『夜と灯りと』

夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス) 作者:クレメンス マイヤー メディア: 単行本 マイヤーのこの短編集は、非常に素材感に満ちている。統一後の東ドイツ社会の断片を少しも誇張も修飾もすることなくなた包丁で切り落として我々の目の前に突き出してくる。…

だらだら

連休も真ん中になりました。今日は寝てばかり、何もやる気が起きずだらだらしています。読書も進まないし創作も進まない。ですがこういう非生産的な日も大事。こういう時に真の休息をしているのです。 コロナは収束に向かっているように思えますが、しばらく…

退屈なゴールデンウィーク

さて、ゴールデンウィークですが行くところと言えば近場の海岸くらいでしょうか。図書館も閉まっているしなかなか不便であります。とにかく接触を減らすということで帰省も控えました。 割と飲食店のテイクアウトを利用しています。味はそのままなのでおいし…