本書は、かなり緊迫した政治的メッセージを発する戯曲である。50代くらいの年になるとかかってしまう伝染病である白い病。治療法は見つからなかったが、ある若い医師が治療法を発見する。だが、その医師は、貧しい者しか治療しない、戦争をやめないと治療法を教えない、という強硬な姿勢を示す。
本書は、平和へのメッセージを伝えると同時に、社会構造における権力が年長者に集中していることへの抗議を伝えている。50代以降の年長者が社会において富と権力を持つがゆえ白い病に罹患する。そして、そのような者たちが若者たちを犠牲にして戦争などを引き起こしている。そういった社会への痛烈なメッセージを発している。



