albatros blog

広田修の書評とエッセイ

2020-01-01から1年間の記事一覧

高山羽根子『オブジェクタム』

オブジェクタム 作者:高山羽根子 発売日: 2018/08/07 メディア: 単行本 高山羽根子の作品には世界を広げていく想像力を感じる。かといって、無理やり世界を大きく展開していくのではなく、狭い世界が実はより大きな世界と接続していたのではないかという可能…

仕事の割り振り

さて、今日はちょっと職場でありがちな問題の話。私は今仕事量の多いポジションにいます。だから月20時間残業しています。これ以上の残業はかえって効率を下げるため、しないようにしています。ところが、私のキャパシティでは多い仕事を十分こなすことが…

風邪治る

夏風邪ですが、今朝起きたら頭痛も熱もだるさも口内炎も消えていて、無事治ったようです。長引くようだったら帰国者・接触者センターに相談することも考えたのですが、どうやらコロナではなかったようです。でも今はいつどこで感染するかわからない状況なの…

夏風邪

いやー、夏風邪をひいてしまいました。ことの発端は月曜日で、その日私は家族の手術の立ち会いをしたんです。手術は無事終了したのですが、火曜日になって家族の容体が悪化してしまったのです。それで火曜日は心配で非常に消耗してしまいました。水曜日、出…

寝てばかりいる4連休

さて、今年度もだいだい三分の一が終わりました。仕事の方はなかなか急ピッチだったので、結構疲れがたまっています。そのせいか、この四連休はひたすら寝てばかりいます。とにかく眠い。たまたま妻が所用で実家にいるせいもあり、私は全く何をする必要もな…

ピョン・ヘヨン『モンスーン』

モンスーン (エクス・リブリス) 作者:ピョン・ヘヨン 発売日: 2019/08/02 メディア: 単行本 ピョン・ヘヨンは非常に簡潔な文体で日常に潜むホラーや不条理を描いている。我々一人ひとり、ただ日常生活を送っているだけでいつの間にか「たいへんな」事態に巻…

妻のいない一週間

さて、梅雨が長引いていますね。今週は妻が所用で出かけ、私は久しぶりに一人を満喫しています。しかし人生いろいろありますね。一つ一つの出来事がとても味わい深い。 今年は仕事が結構大変な年です。大変だからこそ体調管理をしっかりとして、休みをしっか…

ジュリアン・グラック『アルゴールの城にて』

アルゴールの城にて (白水Uブックス) 作者:グラック,ジュリアン,ジュリアン・グラック 発売日: 1989/05/01 メディア: 新書 ジュリアン・グラックのこの小説は、さながら一つの交響曲のように華やかに奏でられていく。美しい女性であったり楽しい会話であった…

6月病明け

さて、あれだけ調子の悪かった6月が終わり、だんだん調子が戻ってきました。とはいっても油断は禁物で、夏バテはこれからが本番です。調子が良くなるにあたってステーキやらうな重やらを食べたのが良かったのかもしれません。ビタミンも忘れず、たんぱく質…

何となく暇な早朝

金曜日は残業で土曜日は実家に日帰りで行ってきました。そんな感じで少々お疲れ気味で、いつものように朝早く起きたものの何となくやる気もなく。なんとなく感性が摩耗しているかのような状態。読書もいまいち手につかないし、書評を書く気も起きない。ただ…

夏季休暇

さて、ボーナスも出たことだし、さっそく夏季休暇で今日はのんびりしています。郵便局の手続きを済ませて、これから温泉に行ってきます。やはり休みはよいものですよね。仕事と趣味が共に充実し、仕事と趣味が互いに相乗効果をもたらしているのがワークライ…

精神論ではなく

労働については数多くの科学的な研究がなされています。これからのマネージャーに期待されるのは労働の現場を「やる気」「責任」といった精神論でごまかそうとすることではなく、いかに貪欲に科学的な研究の成果を取り入れて合理的にマネッジしていくかとい…

もうすぐボーナス

さて、最近つくづくお疲れ気味なのですが、あと一週間くらいでボーナスの支給日となります。なんでしょうね、仕事が忙しいのと詩集を出版したのとあとプライベートでも大きなことがあって、結構疲労困憊しています。ですが、あと少し行けばボーナスだと思え…

忙しい

はい、仕事が忙しいです。ですが、忙しいからこそ心身のコンディションを良好に保つ必要があります。出勤したけれど仕事が手につかなくてぼーっと過ごしてしまうなんてことがないように、疲れたときは休む、なるべく残業をしない、そういう心掛けが必要です…

早くも夏バテ

いやー、暑い日が続きますね。早くも夏バテです。なんかもう毎日オロナミンC2本くらい飲んでる感じですかね。それでも足りずに昨日は禁を犯して少しコーヒーを飲んでしまいました。私だけではなく、最近の暑さで職場の多くの人が疲れているようです。 土日忙…

ジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』

終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス) 作者:ジュリアン バーンズ 発売日: 2012/12/01 メディア: ペーパーバック 2011年ブッカー賞受賞作。思索的で香気のある文体をもつ純文学でありながら、筋の展開はミステリーである。思うに、純文学はなるべく現実…

結婚して変わったこと

さて、私も結婚して一年半が経ちます。この一年半で変わったことはいろいろあります。まず、夜寝るのが遅くなり、朝起きるのも遅くなった。出勤時間も以前のように極端に早いということがなくなった。倹約が身に付き、趣味に費やすお金が減少し、月三万円の…

うまく付き合う

仕事をしていると、職場の中にはいろんな人がいることに気づきます。若い人から定年近い人、朝型の人や夜型の人、仕事ができる人できない人、いろいろいます。そういう中で周囲と軋轢なく過ごしていくためにはそれなりの技術が必要だと思います。例えば若い…

古谷田奈月『神前酔狂宴』

神前酔狂宴 作者:古谷田奈月 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本 神社の結婚式の披露宴を取り仕切るスタッフの話。主人公は若く、自由を好み、辛気臭いことを嫌う。下手をすればただのラノベとなってしまうところをさすが古谷田は上手に描き切る。主人公は…

6月病

なんか6月病っぽいです。やる気が全然出ません。仕事だけでなく、プライベートの読書までやる気が出ず、なかなかやばいですね。6月病は新人ではなくベテランがかかりやすいそうです。だいたい4・5月の疲れと気候変動によって引き起こされるとのこと。こん…

6月

6月になりましたね。私は今週からポロシャツで出勤しています。私はこのポロシャツという衣服が大好きでして、手持ちは多いです。それにしてもこれからまた在宅勤務が始まりそうです。週二回が目標らしいですが、私の仕事は忙しいという理由で週一回でお願…

初夏の憂鬱

いやー、すっかり暖かくなりましたね。半袖で過ごせる日々です。日差しが強い。でもなんというか季節の変わり目で気分がすぐれませんね。コロナもまだ収まったわけでなく、第二波第三波が予想されますので。 たいてい土曜日は午前中にひと眠りします。一週間…

川上弘美『おめでとう』

おめでとう (新潮文庫) 作者:川上 弘美 発売日: 2003/06/28 メディア: 文庫 川上の小説に出てくる女性は、恋愛において受動的で偶然に身をゆだねていることが多い。男の側の行為を待っていたり、成り行きに身を任せたり、そうしているうちに理由はよくわから…

梅雨が近い

さて、新年度も2か月が経過しました。日々忙しくお仕事していますが、やはり二年目ということもあり昨年よりはスムーズに進んでいるように思います。それにしても結構仕事量がありたいへんです。計画的に進捗管理を行いながらやっていかないといけません。 …

川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) 作者:川上 未映子 発売日: 2014/10/15 メディア: 文庫 本小説は、あまりにも自明な事実である「人生はイージーではない、困難である」という事実をこれでもかというくらい突き付けてくる。ヒロインはそもそもが社会の周…

五月病

いやー、なんだか物憂いですね。今年も5月病の季節がやってきました。季節の変わり目、気温の変動、そして今年は去年台風被災のため今年に持ち込んだ仕事を大量に消化したため疲れました。去年分の消化のあとには今年度分の通常業務が待っています。なるべ…

上田岳弘『キュー』

キュー 作者:上田 岳弘 発売日: 2019/05/29 メディア: 単行本 上田のこの小説は、超越と包摂を主要なモチーフとしている。第二次世界大戦を中に持っているという女は第二次世界大戦を超越したうえでそれを包摂しているし、最終的に人間が到着する一人の脳内…

二年目

同じ仕事内容で二年目になります。一年目と比べて仕事への理解が深まり、もろもろスムーズにいくことが多いです。仕事のペースも上がり、ミスも少なくなってきて、二年目はやはり一番やりがいを感じられるときなのかな、と思います。一つの分野に詳しくなる…

風邪

いや、なんか風邪をひきました。と言っても重症ではなく、なんとなくだるいくらいです。少し休むとおさまるやつです。新年度一ケ月頑張って疲れたのでしょう。この土日は大人しくしていようと思います。GWもなんだかんだ言って近くの海岸とか回ったりしまし…

クレメンス・マイヤー『夜と灯りと』

夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス) 作者:クレメンス マイヤー メディア: 単行本 マイヤーのこの短編集は、非常に素材感に満ちている。統一後の東ドイツ社会の断片を少しも誇張も修飾もすることなくなた包丁で切り落として我々の目の前に突き出してくる。…