albatros blog

広田修の書評とエッセイ

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏バテ

昔はよく夏風邪をひいたものだが、夏風邪をひかなくなってからは夏バテをするようになった。夏バテの一番わかりやすい症状は、夜寝るときに疲れがつらくてなかなか寝付けないことである。これがやってくると夏バテだと判断する。この辛い症状は病院に行って…

CT検査

7月に人間ドックに行った。結果として、肝臓の値やコレステロールの値が改善していたのはいいのだが、エコー検査で、左腎臓に何かあるかもしれないから精密検査を受けるように言われたのだ。後日届いた検査結果書には「腫瘤の疑い」とあった。「腫瘤」とは…

絲山秋子『薄情』

薄情 (河出文庫) 作者: 絲山秋子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/07/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 主人公は群馬の神社を継ぐために東京の大学を出て地元に戻ってきた30代の若者だ。主人公はまだ精神的なよりどころを見いだ…

エルフリーデ・イェリネク『死と乙女 プリンセスたちのドラマ』

死と乙女 プリンセスたちのドラマ 作者: エルフリーデイェリネク,Elfriede Jelinek,中込啓子 出版社/メーカー: 鳥影社ロゴス企画 発売日: 2009/06/01 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る なんともとらえようのないカオティッ…

秋の始まり

短かった夏も終わり、朝晩涼しくなってきた。ようやくものみな熟す季節になってきた。この恵まれた天候の季節に、仕事もプライベートも充実させたいと思う。読書のペースはずっと維持してきたが、アウトプットが足りないように思う。詩を書くのはもちろん、…

ボフミル・フラバル『厳重に監視された列車』

厳重に監視された列車 (フラバル・コレクション) 作者: ボフミル・フラバル,飯島周 出版社/メーカー: 松籟社 発売日: 2012/09/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 38回 この商品を含むブログ (14件) を見る ナチス支配下のチェコスロ…

お盆

今年もお盆がやってきた。妻の実家にあいさつに行ったり、妻を連れて実家の墓参りに行ったり、花火大会を見たり、なかなか充実していた。うちはもう一つの世帯なんだな、と実感した。実家からは独立したひとつの世帯である。 さて、仕事の方は上半期がもうす…

矢部太郎『大家さんと僕 これから』

大家さんと僕 これから 作者: 矢部太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 芸人の漫画らしく、ボケと突っ込みというお笑いのロジックが堅持されている。僕が暮らす下宿の大家さんは…

暑い

毎日暑い日々が続く。エアコンをかなり使っているので、8月の電気代は結構かかるだろう。少しでも外出して帰ってくると部屋の中は暑くなっている。エアコンはつけざるを得ない。普通に仕事をしていてもいつもよりも疲れる暑さだ。エナジードリンクに頼った…

プリーモ・レーヴィ『休戦』

休戦 (岩波文庫) 作者: プリーモ・レーヴィ,竹山博英 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/09/17 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 66回 この商品を含むブログ (21件) を見る 著者レーヴィが、アウシュヴィッツ収容所から生き延びて、故郷のイタリア…

リチャード・バック『イリュージョン』

イリュージョン (集英社文庫) 作者: リチャード・バック,Richard Bach,村上龍 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 1981/03/20 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 55回 この商品を含むブログ (80件) を見る 本小説のテーマは人間の自由である。ドンは救世主で…

軌道に乗る

仕事が軌道に乗ってきた。もちろんまだまだ学ぶべきことは山ほどあるが、とりあえず資料を適切な量収集し、適切な量処理するというサイクルをこなせるだけ学習は進んだようである。ここからさらに仕事を精緻化していく必要があるが、とりあえず並みの水準に…