albatros blog

広田修の書評とエッセイ

抑圧された声

 昨日仕事していた時、嘱託員の方と話して、同僚が出勤するかどうか不安定であることを告げなければならなくなって、告げたところ、OBである嘱託員が「何やってんだあの野郎」と結構乱暴な言葉を吐き捨てていました。ですが私はその時気づいたのです。今まで意識にすら上らなかったのですが、私が心の奥底に抑圧している声はまさにこの「何やってんだあの野郎」なのではないか。いま病休者の扱いは非常に手厚いです。私も病休者についてはかなり配慮しています。それでも、やっぱり「何やってんだあの野郎」なんですよね。これは私も人間である以上率直に抱く感慨です。こういうものを抑圧していたから私はストレスをためていたのではないか。休む人は決して悪いわけではないですが、こちらに迷惑が掛かっているのは事実。その事実については直視していいのではないか。もちろん病休者には配慮しますが、こちらも心の奥底に抑圧された声を解放しないと病んでしまいかねない。目から鱗が落ちる出来事でした。