albatros blog

広田修の書評とエッセイ

係の攻略法

 さて、今いる係の攻略法ですが、大体見えてきました。まず、通常の係と異なるのは業務量に比して人員が足りていないこと。だから、通常の係のようなきちんとした仕事は無理です。この係でいま二人病休者がいますが、二人とも通常の係と同じだけの完成度で仕事をやろうとしたからこそそれができなくて病んでしまった。そもそもうちの係では期限も守れないし、きちんとした進行管理なんかできない。とりあえず目の前の仕事をこなすことで精いっぱい。でもそれでいいのです。このそれでいいという開き直りがあるかないかによって、この係で生き残れるかどうかが決まります。病休者二人は、若く真面目であったためこの係のルーズさに耐えられずに病んだ。だが還暦近い経験豊富な係長はこういう時はルーズにならなければいけないことを知っている。だから特に病むこともなくやれている。私もほかの病休者のようにちゃんとやらなきゃと思っていて危うく病みかけましたが、この係はもうそういうものだという開き直りをしたら途端に気分が楽になりました。まあ、それがこの係の攻略法です。

 要は臨機応変に柔軟に適応していくということですね。これは生きていく上で極めて重要なスキルです。