albatros blog

広田修の書評とエッセイ

科学的に働く

 私はなぜ朝残業するのか?それはそうすることにより残業の総量を減らせるからです。どうせ忙しくて残業しなければいけないのなら、絶対朝やるべきです。なぜなら朝は人間の一日において最も効率的で創造的な時間だからです。これは科学的な研究に基づいています。逆に、人間の脳は起床後12時間を過ぎるともはや酩酊状態になり全く仕事の効率が上がらなくなります。これも科学的な研究の結果です。だから夜の残業はなるべく避けるべきです。実際誰もが夜残業していて一向に成果が上がらないのを実感しているはずです。だから、同じく残業しなければならないのなら、夜非効率な残業をするより朝効率的な残業をすることにより、残業の全体量が減らせるのです。実際企業では朝残業を積極的に導入して残業の量を減らすことによる人件費削減を実現した例が報告されています。さらに残業を減らすことは人件費削減だけでなく、個人の幸福にもつながります。

 私が趣味や家庭にたくさん時間を割くのは、そうすることにより生活の質が上がり、私の幸福度が上がるからです。そしてこれも科学的な研究の結果ですが、幸福な人間ほどパフォーマンスが高いのです。ポジティブな感情を持っている人のほうが業績を上げていく。また、私は職場において非常に礼節を大切にしていますが、これも科学的な研究の結果、礼節を大切にする組織の業績が高いことが証明されているからです。いつも笑顔で相手の話を聞き、他人を尊重することがどれほど組織の業績を上げるかについては科学的に研究されています。

 このように、みんながそうやっているからとか今までこうやってきたからというのも大事ですが、「科学的にこうなっているから」というのは何よりも強いし、実際科学の言うとおりに行動するとその通りの結果が出ます。だから私は経営学を勉強するし、マネジメント系の部署で仕事をしたい。皆さんの幸せを作り出すことにより、同時に組織の効率性をあげたい。