albatros blog

広田修の書評とエッセイ

静かな退職

 最近流行っている言葉に「静かな退職」というものがありますね。これは仕事を最優先にはしない考え方で、与えられた仕事や給与に見合った仕事はやるけどそれ以上は自分の時間を優先するという考え方です。Z世代に多く見られる考え方のようです。

 私などは仕事と勉強が大好きな人間ですので、毎日残業して仕事を頑張るのですが、やはり家庭ができて子供が生まれるとそんなことばかり言っていられない。家事育児にかなりの労力を割いているのが現実です。残業も朝の時間最低限度やるにとどめ、定時には帰宅、あとは家事育児という毎日です。

 仕事で承認されることよりももっと重要なことがある。たぶんZ世代はそう考えています。趣味の時間、家族と過ごす時間、家事や育児、自らの健康増進。持続可能な働き方を目指すとしたら、太く短くではなく細く長く働くことが必要です。健康寿命が長くなっているので私たちは70歳まで働かなければならない世代です。若いうちから無理せず健康に気を使い、長く働けるようメンテナンスしなければなりません。

 私としては静かな退職を支持しますが、まあ今の職場では仕事量的に残業せざるを得ないよな、という現実です。