albatros blog

広田修の書評とエッセイ

スタンプラリー

 スタンプラリーは楽しい。だがおそらく一人で巡ったのでは楽しくはない。親しい間柄の人と一緒に回るのが楽しいのだと思う。去年は酒蔵をめぐるスタンプラリーを回り、見事景品をゲットした。今年は花のスポットを巡るスタンプラリーをやったが、景品はもらえていない。そして今、地元の神社仏閣をめぐるスタンプラリーをやっている。
 スタンプラリーの魅力は、自分の可動領域を拡大できることだ。日常生活を送るにあたっては特に訪問する必要のない場所にも、スタンプラリーで訪問する必要があるとなると実際に行くことになる。そうするとそこには新しい風景が見えてきて、自分の世界がより広くなる。新しい場所に行くと、そこへ至る道やその場所の周辺まで知ることができて、そこにまたお菓子屋さんやら喫茶店やら何やらを発見したりして非常に面白い。
 スタンプラリーをきっかけにして、自分の風景・世界が広がって行く。それを親しい人と分かち合う。スタンプラリーは楽しい。