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広田修の書評とエッセイ

2020年に読んだ本

2020年に読んだ本一覧です。

 

2020年の読書メーター
読んだ本の数:136
読んだページ数:28392
ナイス数:729

量
読了日:01月01日 著者:〓塚 謙太郎


ものいわぬ農民 (岩波新書 青版)ものいわぬ農民 (岩波新書 青版)感想
戦後間もない頃の東北の農民の暮らしを描いている。貴重なフィールドワーク。
読了日:01月03日 著者:大牟羅 良
農村は変わる (1960年) (岩波新書)農村は変わる (1960年) (岩波新書)感想
1960年の頃の農村からの後継者流出について書かれている。この頃から既に農村の衰退は始まっていた。
読了日:01月03日 著者:並木 正吉
心の風物誌 (岩波新書 青版 475)心の風物誌 (岩波新書 青版 475)感想
精神医学者のエッセイ。心休まる。
読了日:01月03日 著者:島崎 敏樹
戦後日本の保守政治―政治記者の証言 (1969年) (岩波新書)戦後日本の保守政治―政治記者の証言 (1969年) (岩波新書)感想
戦後から70年代にかけての保守政治の動き。時代性がわかる。
読了日:01月03日 著者:内田 健三
ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書)ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書)感想
移民国家としての日本という現実を直視せよ、という主張。
読了日:01月03日 著者:望月 優大
置かれた場所で咲きなさい置かれた場所で咲きなさい感想
心が安らかになる生き方エッセイ。尊い
読了日:01月03日 著者:渡辺 和子
過労死は何を告発しているか――現代日本の企業と労働 (岩波現代文庫)過労死は何を告発しているか――現代日本の企業と労働 (岩波現代文庫)感想
社会問題としての過労死を直視。
読了日:01月03日 著者:森岡 孝二
わが子キリスト (講談社文芸文庫)わが子キリスト (講談社文芸文庫)感想
マリアを孕ませた男が主人公。斬新。
読了日:01月03日 著者:武田 泰淳
浄土 (講談社文庫)浄土 (講談社文庫)感想
現代の生活に笑いをもたらす。面白かった。
読了日:01月03日 著者:町田 康
透ける石透ける石感想
初めの数編が特に良かった。震災を踏まえている。
読了日:01月04日 著者:宇宿 一成
屋根よりも深々と屋根よりも深々と感想
神経質で自意識過剰で清潔な等身大の年若い女性。とてもよかった。
読了日:01月05日 著者:文月 悠光
指差すことができない指差すことができない感想
自由自在な想像力が素晴らしい。
読了日:01月05日 著者:大崎清夏
生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)感想
翻訳家のエッセイがこんなに面白いとは。知性に満ちている。
読了日:01月08日 著者:柴田 元幸
妻についた三つの大ウソ (新潮文庫)妻についた三つの大ウソ (新潮文庫)感想
柳田邦男のプライベートエッセイ集。氏の人となりやプライベートな側面、裏話が読める。面白かった。
読了日:01月15日 著者:柳田 邦男
「天下り」とは何か (講談社現代新書)「天下り」とは何か (講談社現代新書)感想
発生理由から弊害まで、天下りについてはこれ一冊でだいぶ分かる。おすすめ。
読了日:01月16日 著者:中野 雅至
いつか深い穴に落ちるまでいつか深い穴に落ちるまで感想
フィクションにいかに現実味を持たせるか苦心している。
読了日:01月25日 著者:山野辺太郎
日本を救う未来の農業 (ちくま新書)日本を救う未来の農業 (ちくま新書)感想
日本の農業は時代遅れで問題だらけ。国際的競争力を獲得するためイスラエルに範を求める。
読了日:01月26日 著者:竹下 正哲
喪服の似合うエレクトラ (岩波文庫)喪服の似合うエレクトラ (岩波文庫)感想
ノーベル賞作家の古典的な愛憎劇。エキサイティングだった。
読了日:01月30日 著者:オニール
ウホッホ探険隊 (河出文庫)ウホッホ探険隊 (河出文庫)感想
離婚をテーマにした深刻かつユーモラスな小説。当時の時代を反映している。
読了日:02月01日 著者:干刈 あがた
ネザーランドネザーランド感想
9.11の傷痕が家庭レベルまで影を落とす。喪失と再生の物語。
読了日:02月02日 著者:ジョセフ オニール,Joseph O'Neill
詩集 夢の岸辺詩集 夢の岸辺感想
老境を実直に歌っている。鬼気迫るものがあった。
読了日:02月03日 著者:小海 永二
やわらかい檻やわらかい檻感想
完成度高い。素晴らしかった。
読了日:02月04日 著者:川口 晴美
歴史のなかの大卒労働市場: 就職・採用の経済社会学歴史のなかの大卒労働市場: 就職・採用の経済社会学感想
大卒を採用する際、どのようなシグナリングとスクリーニングが行われていたかを歴史的にあとづけている。面白かった。
読了日:02月08日 著者:福井 康貴
先端で、さすわさされるわそらええわ先端で、さすわさされるわそらええわ感想
上品な読み物、という感じ。詩として面白いかというと微妙。
読了日:02月08日 著者:川上 未映子
かけがえのない日々 (新潮文庫)かけがえのない日々 (新潮文庫)感想
柳田邦男のエッセイ集。文体がしっかりしている。
読了日:02月08日 著者:柳田 邦男
さよなら、柩さよなら、柩感想
ユーモアとウィットに富んでいる。
読了日:02月09日 著者:斉藤 倫
左右の安全左右の安全感想
アメリカのプラグマティックな文体と日本の幽玄の心のハイブリッド。
読了日:02月13日 著者:アーサー・ビナード
隣人のいない部屋隣人のいない部屋感想
人間の匂いがする。
読了日:02月15日 著者:三角 みづ紀
プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術プレイングマネジャー 「残業ゼロ」の仕事術感想
働き方改革関連本。チームを率いるマネージャーの働き方について。
読了日:02月18日 著者:小室 淑恵
べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)感想
外国語で書くということをどこまでも追求したエッセイ。深い洞察がある。
読了日:02月22日 著者:ジュンパ ラヒリ
さとり世代    盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)感想
現代の若者の価値観がわかる。割と共感した。
読了日:02月28日 著者:原田 曜平
結婚 (1954年) (岩波新書)結婚 (1954年) (岩波新書)感想
戦前・戦後の結婚をめぐる状況が比較できてよい。
読了日:02月28日 著者:川島 武宜
マルクス・エンゲルス小伝 (岩波新書 青版 543)マルクス・エンゲルス小伝 (岩波新書 青版 543)感想
マルクス入門にちょうどいい。
読了日:02月28日 著者:大内 兵衛
見知らぬ場所 (新潮クレスト・ブックス)見知らぬ場所 (新潮クレスト・ブックス)感想
愛と家族をめぐる短編集。完成度が高い。
読了日:03月01日 著者:ジュンパ ラヒリ
逆さまゲーム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)逆さまゲーム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)感想
さまざまな仕掛けを楽しめる本。割と難解だ。
読了日:03月05日 著者:アントニオ タブッキ
詩の本詩の本感想
谷川俊太郎を久しぶりに読んだ。昔と変わらずとてもよかった。
読了日:03月10日 著者:谷川 俊太郎
千度呼べば千度呼べば
読了日:03月10日 著者:新川 和江
いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)感想
よくこんな奇抜な設定を思い付くな、と思った。
読了日:03月12日 著者:ミランダ・ジュライ
ジュリアとバズーカジュリアとバズーカ感想
歪んだ不条理な世界。病者の見る世界。
読了日:03月17日 著者:アンナ・カヴァン
残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)感想
働く人必読。残業を科学している。
読了日:03月22日 著者:中原淳,パーソル総合研究所
ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書)ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書)感想
思想に共鳴はしないが、こういう動きがあるということをチェック。
読了日:03月27日 著者:木澤 佐登志
雇用身分社会 (岩波新書)雇用身分社会 (岩波新書)感想
現代日本が身分社会になっていることを具体的に説明。正社員、派遣社員、パートという身分。
読了日:03月28日 著者:森岡 孝二
低地 (Shinchosha CREST BOOKS)低地 (Shinchosha CREST BOOKS)感想
綿密に織られた家族史。静かな感動に満ちている。
読了日:03月31日 著者:ジュンパ ラヒリ
浪費するアメリカ人――なぜ要らないものまで欲しがるか (岩波現代文庫)浪費するアメリカ人――なぜ要らないものまで欲しがるか (岩波現代文庫)感想
見栄を張って消費するために長時間労働するワークアンドスペンドサイクル。日本とは若干事情が違う。
読了日:04月07日 著者:ジュリエット・B.ショア
リリースリリース感想
同性婚が主流になり国家が精子バンクを運営するSF小説。スリルがある。
読了日:04月11日 著者:古谷田 奈月
氷 (ちくま文庫)氷 (ちくま文庫)感想
前衛的で幻想的で美しい。貴重な読書体験だった。
読了日:04月14日 著者:アンナ カヴァン
勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)感想
勉強を哲学している。「ノリ」という言葉の使い方がうまい。
読了日:04月18日 著者:千葉 雅也
夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス)夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス)感想
リアルでペーソスに満ちている。東ドイツ、厳しいね。
読了日:04月22日 著者:クレメンス マイヤー
地方都市を公共空間から再生する: 日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント地方都市を公共空間から再生する: 日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント感想
地方都市の公共空間を実際にデザインした人の実践の書。
読了日:04月24日 著者:柴田 久
未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学感想
政治の世界への易しい道案内。大人でも勉強になる。
読了日:04月24日 著者:宇野 重規
地方財政のヒミツ地方財政のヒミツ感想
地方財政についてコンパクトに。初心者には少し難しい。
読了日:04月28日 著者:小西 砂千夫
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想 (星海社新書)感想
シオランの入門書。ネガティブで面白いけど共感はしない。
読了日:04月29日 著者:大谷 崇
発達障害の内側から見た世界 名指すことと分かること (講談社選書メチエ)発達障害の内側から見た世界 名指すことと分かること (講談社選書メチエ)感想
発達障害というよりは「診断」をめぐる哲学的考察。面白い。
読了日:05月06日 著者:兼本 浩祐
キューキュー感想
相変わらずスケールの大きな観念的な作品。毎回楽しめる。
読了日:05月08日 著者:上田 岳弘
アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)アメリカの保守とリベラル (講談社学術文庫)感想
基本的文献。押さえておくべき教養。
読了日:05月14日 著者:佐々木 毅
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)感想
それぞれに困難を抱えながら生きている生身の人間たちが描かれている。
読了日:05月18日 著者:川上 未映子
アガンベン 《ホモ・サケル》の思想 (講談社選書メチエ)アガンベン 《ホモ・サケル》の思想 (講談社選書メチエ)感想
二項対立が無効になる「閾」の思想。読みごたえがある。
読了日:05月20日 著者:上村 忠男
おめでとう (新潮文庫)おめでとう (新潮文庫)感想
読んでいてほっこりする短編集。恋愛を扱っているが恋愛自体はテーマではないような不思議な感じ。
読了日:05月21日 著者:川上 弘美
デジタル・デモクラシーがやってくる! AIが私たちの社会を変えるんだったら、政治もそのままってわけにはいかないんじゃない?デジタル・デモクラシーがやってくる! AIが私たちの社会を変えるんだったら、政治もそのままってわけにはいかないんじゃない?感想
情報技術が政治をどう変えるか。最先端の議論を読みやすく。
読了日:05月25日 著者:谷口将紀,宍戸常寿
椿の海の記 (河出文庫)椿の海の記 (河出文庫)感想
非常に上質な読書が楽しめる。石牟礼道子の傑作。
読了日:05月27日 著者:石牟礼 道子
ナショナリズム入門 (講談社現代新書)ナショナリズム入門 (講談社現代新書)感想
ナショナリズムについて基本から精緻な議論がなされている。オススメ。
読了日:05月27日 著者:植村 和秀
コロナの時代の僕らコロナの時代の僕ら感想
科学者の視点からのエッセイ。とても示唆に富んでいる。
読了日:05月31日 著者:パオロ ジョルダーノ
神前酔狂宴神前酔狂宴感想
若者特有の感性がうまく描かれている。
読了日:06月04日 著者:古谷田奈月
幸福とは何か  -  ソクラテスからアラン、ラッセルまで (中公新書)幸福とは何か - ソクラテスからアラン、ラッセルまで (中公新書)感想
平易な幸福論。読みやすく分かりやすい。
読了日:06月06日 著者:長谷川 宏
教育は何を評価してきたのか (岩波新書)教育は何を評価してきたのか (岩波新書)感想
日本の国際的に異常な現実を生み出した言葉のシステムを分析。目からウロコが落ちる。
読了日:06月09日 著者:本田 由紀
終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス)終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス)感想
文体がいい。ちょっとしたサスペンス。
読了日:06月10日 著者:ジュリアン バーンズ
ダンスする食う寝るダンスする食う寝る
読了日:06月12日 著者:山﨑 修平
白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」 (中公新書)白人ナショナリズム アメリカを揺るがす「文化的反動」 (中公新書)感想
今話題の白人ナショナリズム。ざっと概観できる本書は優れている。
読了日:06月18日 著者:渡辺靖
永遠のファシズム (岩波現代文庫)永遠のファシズム (岩波現代文庫)感想
政治に関する小論集。エーコの犀利な知性がひらめく。
読了日:06月24日 著者:ウンベルト・エーコ
知的創造の条件:AI的思考を超えるヒント (筑摩選書)知的創造の条件:AI的思考を超えるヒント (筑摩選書)感想
単なる「知の技法」で終わることなく、知的創造の社会的基盤についても言及。
読了日:06月28日 著者:吉見 俊哉
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] やっかいな人のマネジメント (ハーバード・ビジネス・レビュー―EIシリーズ)ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] やっかいな人のマネジメント (ハーバード・ビジネス・レビュー―EIシリーズ)感想
即効性のある短論文集。実践的で参考になる。
読了日:06月28日 著者: 
人類と病 国際政治から見る感染症と健康格差 (中公新書)人類と病 国際政治から見る感染症と健康格差 (中公新書)感想
人類と病との果てしない戦いについて、国際的な協力などの視座から読み解いていく。良書。
読了日:06月30日 著者:詫摩佳代
EU離脱 (ちくま新書)EU離脱 (ちくま新書)感想
BREXITの経緯について詳論。勉強になる。
読了日:07月09日 著者:鶴岡 路人
戦争犯罪とは何か (岩波新書)戦争犯罪とは何か (岩波新書)感想
戦争犯罪に特化した国際法のお話。良書。
読了日:07月09日 著者:藤田 久一
あやうく一生懸命生きるところだったあやうく一生懸命生きるところだった感想
せっかくの人生、既成概念にとらわれず自由気ままに生きよう、というエッセイ。競争大国韓国でももうこういう本が流行るようになっている。価値観の転換期だ。
読了日:07月11日 著者:ハ・ワン
アルゴールの城にて (白水Uブックス)アルゴールの城にて (白水Uブックス)感想
特異な文体と複雑な内容。実験的な純純文学だ。
読了日:07月13日 著者:ジュリアン グラック,ジュリアン・グラック
モンスーン (エクス・リブリス)モンスーン (エクス・リブリス)感想
何となく奇形な感じのする物語がたくさん。救いはない。
読了日:07月18日 著者:ピョン・ヘヨン
オブジェクタムオブジェクタム感想
半分SFが混じったような不思議な話。とても面白い。
読了日:07月24日 著者:高山羽根子
熾火をむなうちにしずめ熾火をむなうちにしずめ
読了日:07月25日 著者:斉藤 恵子
ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書)感想
「答えの出ない事態に耐える力」の効用を多角的に検討。芸術的創造に生かされるのが最も身近に分かりやすい。
読了日:07月27日 著者:帚木 蓬生
幸福学×経営学 次世代日本型組織が世界を変える幸福学×経営学 次世代日本型組織が世界を変える感想
企業経営で一番大事なのは働く人の幸福として、幸福について科学的に分析。
読了日:07月30日 著者:前野隆司,小森谷浩志,天外伺朗
リスクの正体――不安の時代を生き抜くために (岩波新書)リスクの正体――不安の時代を生き抜くために (岩波新書)感想
朝日新聞連載をまとめたもの。ところどころ鋭い考察が光る。体系的な本ではない。
読了日:08月04日 著者:神里 達博
レジリエンス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)レジリエンス (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)感想
心のしなやかさを身につけるための具体的な処方箋。
読了日:08月13日 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義感想
民主主義は西洋に特権的なものでなく、集団同士の間に生じるごくありふれたものとする。刺激的な論考。
読了日:08月13日 著者:デヴィッド・グレーバー
三日間の石三日間の石
読了日:08月17日 著者:杉本真維子
ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への讃歌 (岩波新書)ジョージ・オーウェル――「人間らしさ」への讃歌 (岩波新書)感想
『一九八四年』が現代にも通じる警世の書として再評価されているジョージ・オーウェルの生涯と思想。
読了日:08月19日 著者:川端 康雄
薔薇の葬儀 (白水uブックス―海外小説の誘惑)薔薇の葬儀 (白水uブックス―海外小説の誘惑)感想
きわどい作品が多く、しかも日本文学の影響があるらしく、独自性の強い世界だった。
読了日:08月23日 著者:アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ
編集室 (白水uブックス―海外小説の誘惑)編集室 (白水uブックス―海外小説の誘惑)感想
作者自身の記者体験をもとにした自伝的短編集。ドラマに満ちている。
読了日:08月27日 著者:ロジェ グルニエ
オーセンティック・リーダーシップ (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])オーセンティック・リーダーシップ (ハーバード・ビジネス・レビュー [EIシリーズ])感想
自分の弱みをさらけ出す新しいリーダー像。とても参考になる。
読了日:08月27日 著者: 
現代詩手帖2020年 9月号[雑誌]現代詩手帖2020年 9月号[雑誌]
読了日:08月29日 著者: 
東方綺譚 (白水Uブックス (69))東方綺譚 (白水Uブックス (69))感想
アジアに材を採った説話的な短編集。ユルスナールの豊富な文学的素養が見てとれる。
読了日:09月04日 著者:マルグリット・ユルスナール
東京事務所の政治学: 都道府県からみた中央地方関係東京事務所の政治学: 都道府県からみた中央地方関係感想
地方と中央をつなぐ東京事務所。東京事務所の機能と、なぜすべての都道府県が東京事務所を置いているかに迫る。
読了日:09月08日 著者:大谷 基道
災害の倫理: 災害時の自助・共助・公助を考える災害の倫理: 災害時の自助・共助・公助を考える感想
災害の備えをすることも倫理的なことだという指摘が面白い。
読了日:09月10日 著者:ナオミ ザック
心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)感想
SNS自己啓発本発達障害バブルなど、現代まさに私たちが直面しているテーマについての刺激的な対話。
読了日:09月15日 著者:斎藤環,與那覇潤
オートバイ (白水Uブックス (54))オートバイ (白水Uブックス (54))感想
ヒロインの若々しいエネルギーがよく描かれている。
読了日:09月19日 著者:A.ピエール・ド・マンディアルグ
佐々木安美詩集 (現代詩文庫)佐々木安美詩集 (現代詩文庫)
読了日:09月21日 著者:佐々木 安美
松下育男詩集 (現代詩文庫)松下育男詩集 (現代詩文庫)
読了日:09月21日 著者:松下 育男
続続・荒川洋治詩集 (現代詩文庫242巻)続続・荒川洋治詩集 (現代詩文庫242巻)
読了日:09月27日 著者:荒川 洋治
アラバマ太平記アラバマ太平記
読了日:09月28日 著者:大野 南淀
悪意Q47悪意Q47
読了日:09月28日 著者:尾久 守侑
遠く、水門がひらいて遠く、水門がひらいて
読了日:10月01日 著者:北川 朱実
むかしぼくはきみに長い手紙を書いたむかしぼくはきみに長い手紙を書いた
読了日:10月03日 著者:金井 雄二
他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)感想
違った立場にある人同士がいかに対話し異なる文脈を架橋するか。経営学に限った話ではない。
読了日:10月04日 著者:宇田川元一
郊外へ (白水Uブックス―エッセイの小径)郊外へ (白水Uブックス―エッセイの小径)感想
堀江敏幸の原点がここにあるのだと思う。香気のある文章。
読了日:10月08日 著者:堀江 敏幸
鈴木ユリイカ詩集 (現代詩文庫)鈴木ユリイカ詩集 (現代詩文庫)
読了日:10月10日 著者:鈴木 ユリイカ
育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ (光文社新書)育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ (光文社新書)感想
チームで育児をすることでリーダーシップなどが高まり仕事へフィードバックされるとのこと。面白かった。
読了日:10月14日 著者:浜屋 祐子,中原 淳
多重露光多重露光
読了日:10月16日 著者:松尾 真由美
あやうい果実あやうい果実
読了日:10月17日 著者:浜江 順子
三井葉子詩集 (現代詩文庫)三井葉子詩集 (現代詩文庫)
読了日:10月18日 著者:三井 葉子
新国誠一詩集 (現代詩文庫)新国誠一詩集 (現代詩文庫)
読了日:10月18日 著者:新国 誠一
カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書)カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書)感想
「政治的なるもの」について独自の見解を示し、またナチスに加担した問題の多い思想家。良い入門書。
読了日:10月23日 著者:蔭山 宏
草のいのちを―高見順短篇名作集 (講談社文芸文庫)草のいのちを―高見順短篇名作集 (講談社文芸文庫)感想
高見順はほとんど読んでこなかった。この近代小説と現代小説のあわいにある過渡的な文体が面白い。
読了日:10月24日 著者:高見 順
楽器のように―西田純詩集楽器のように―西田純詩集
読了日:10月27日 著者:西田 純
森は生まれ―西田純詩集 (子ども 詩のポケット)森は生まれ―西田純詩集 (子ども 詩のポケット)
読了日:10月27日 著者:西田 純
水田宗子詩集 (現代詩文庫)水田宗子詩集 (現代詩文庫)
読了日:11月02日 著者:水田 宗子
知性は死なない 平成の鬱をこえて知性は死なない 平成の鬱をこえて感想
うつ病当事者研究的でありながら、知性の来し方行く末に思いを馳せている本。
読了日:11月02日 著者:與那覇 潤
マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)感想
バタイユの小説。すらすら読めるが、色んな解釈ができそうだ。
読了日:11月02日 著者:バタイユ
動物農場: おとぎばなし (岩波文庫)動物農場: おとぎばなし (岩波文庫)感想
ソ連の意図で書かれた政治風刺劇場。いくぶん誇張されてはいるが独裁体制の本質を突いている。
読了日:11月08日 著者:ジョージ オーウェル
ノトーリアス グリン ピースノトーリアス グリン ピース
読了日:11月08日 著者:田中 さとみ
カム・ギャザー・ラウンド・ピープルカム・ギャザー・ラウンド・ピープル感想
一人の女性の人生について淡々と記述しているのだが、そこには去るものや特異なもの、再会するものがあり、しみじみと読めた。
読了日:11月13日 著者:高山 羽根子
すべて忘れてしまうからすべて忘れてしまうから感想
エモいエッセイ集。楽しめた。
読了日:11月15日 著者:燃え殻
未成年・桃 阿部昭短篇選 (講談社文芸文庫)未成年・桃 阿部昭短篇選 (講談社文芸文庫)感想
簡潔な文体だが妙に生々しくエロティックである。
読了日:11月25日 著者:阿部 昭
トレモロトレモロ
読了日:11月25日 著者:萩野 なつみ
リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)感想
内省したり越境したりして学び続けることがマネージャーには必要。読み応えあった。
読了日:11月25日 著者:中原 淳,金井 壽宏
如何様 (イカサマ)如何様 (イカサマ)感想
着想が面白いし、謎が謎のままで終わるのも良い。
読了日:11月28日 著者:高山羽根子
数千の暁と数万の宵闇と数千の暁と数万の宵闇と
読了日:12月05日 著者:伊藤 浩子
孤独な娘 (岩波文庫)孤独な娘 (岩波文庫)感想
新聞のお悩み相談欄の担当者は自らも病んでいた。社会派の小説。
読了日:12月07日 著者:ナサニエル・ウェスト
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)感想
多くの組織で年功序列は崩壊しているため、若い頃の苦労は報われなくなっている。若者は言われるがままでなく主体的に情報収集すべき。
読了日:12月07日 著者:城 繁幸
アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 (講談社現代新書)アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 (講談社現代新書)感想
現代は「リベラル以後」の世界に突入している。その経緯と現状と問題点。重厚。
読了日:12月11日 著者:吉田 徹
屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス)屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス)感想
百年前、「写真花嫁」としてアメリカに渡航した日本人女性たちの悲劇。社会派。
読了日:12月18日 著者:ジュリー オオツカ
感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方 (講談社現代新書)感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方 (講談社現代新書)感想
感動のない人生はつまらないとし、感動の構造分析をしている。面白い。
読了日:12月21日 著者:前野 隆司
企業中心社会を超えて――現代日本を〈ジェンダー〉で読む (岩波現代文庫)企業中心社会を超えて――現代日本を〈ジェンダー〉で読む (岩波現代文庫)感想
少し古いが基本は変わっていない。大企業中心の社会の問題点をジェンダーの観点から。
読了日:12月26日 著者:大沢 真理
男性の育休 家族・企業・経済はこう変わる (PHP新書)男性の育休 家族・企業・経済はこう変わる (PHP新書)感想
男性の育休は、妻の産後うつを防ぐだけでなく夫の視野を広げ企業側のメリットも大きく、また重要な少子化対策である。読んで良かった。
読了日:12月28日 著者:小室 淑恵,天野 妙
白い牙 (光文社古典新訳文庫)白い牙 (光文社古典新訳文庫)感想
狼の内面を細かく描写。興味深い。
読了日:12月30日 著者:ロンドン
SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)SDGs(持続可能な開発目標) (中公新書)感想
経済と開発と環境を総合的に持続可能なものとする達成目標であるSDGs。ちょうどいい入門書。
読了日:12月31日 著者:蟹江 憲史

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