albatros blog

広田修の書評とエッセイ

本物の休み

 サラリーマンの休日は忙しい。いろんな生活の雑事を休日にこなすため、休日は買い物に行ったり書類を書いたり髪を切ったりなどやることが集中する。休日に旅行の予定を入れると、確かに旅行は楽しいのだが疲れもする。さらに、基本的に週末は一週間の疲れが取れていない日である。疲れた体でそういった雑事や旅行をこなさなければならない。また、体調を崩して療養するために休日をとることもあり、休日はなかなか充実したものとはならない。
 それに比べて、今日の私の休みは本物の休みだ。まずやるべき雑事は昨日までにこなした。そして疲労はすっかり取れ、気力体力とも充実している。体調が悪いわけでもない。このような日にあえて休むということ。これこそが本物の休みであり、こういった時こそ本物の休息を得られるのである。手持無沙汰なほどやることのない充実した休み。こういう休みこそサラリーマンには必要なのだ。明日からの仕事はきっとはかどるだろう。