albatros blog

広田修の書評とエッセイ

在宅勤務二日目

さて、今日は在宅勤務二日目です。前回の在宅勤務では資料の読み込みがとても終わらず、今回も同内容の勤務内容となっています。マニュアルや法制度の読み込みには思いのほか時間がかかり、今回このような機会が与えられてまことにありがたいです。

モディアノ『パリ 環状通り』

 

パリ環状通り 新装版

パリ環状通り 新装版

 

  主人公はかつて別れてしまった自らの父との接触を試みる。父は相変わらず詐欺じみた稼業に手を染めていて、仲間たちからも軽く扱われている。主人公がかつて父とともに仕事をしていた時も、古書の献辞を偽造するという詐欺稼業をしていた。そのような社会的に全く価値ないような存在である父に、主人公は執着する。

 というのも、父という存在は唯一性を備えているからだ。そして、父という存在は自らの存在の根拠の一つである。唯一性を備えた自らの存在根拠というものを現代人の多くは失ってきた。宗教や国家などが意味をなさなくなっていく中で、自らの存在を支えてくれる重要な存在である父というもの。これは社会的にいかに軽んじられていようとも本人にとっては絶対的に重要な存在なのである。主人公の執着はそれを端的に示すだろうし、それは読者である我々にとっても同じことだろう。

朝の散歩

 朝の散歩を日課にしようかなと思っています。体力が持つかどうかですが、それよりも散歩を日課にすることにより自然に体力がつくのではないかと。昨日も散歩をして、昨日は仕事がはかどりました。今日も散歩をしてきました。近くのコンビニに行っておかずを買って帰って来るだけなのですが、脳内物質やビタミンなどいろいろといいことがあるらしいので続けたいです。

 なんかもう梅雨が近いみたいですね。雨の日は車で通勤しようかなあ。歩きだと45分くらいかかってしまい、まあそれも運動ですがちょっときついですよね。

夜型へ向けて

 さて、私は残業しない日は定時に帰っていたのですが、そういう日も次の日の準備で10分くらい残ろうかなと思っています。やはり定時で帰ると目立つので。そこらへんは空気を読みましょう。あと、夜の残業を増やしていきたいです。少しずつ体は慣れつつあるので、多少残業しても効率が下がらないようしていきたいです。

 妻の出産が迫ってきました。前駆陣痛などもあったようだし、おなかも張ってきたようです。いよいよですね。いつ生まれてもおかしくない状況です。だんだんそわそわしてきますが、仕事は淡々とこなしていきたいです。

憂鬱

 最近なんとなく憂鬱なので5月病?と思っています。世の中が暗いですよね。あと、実生活でもコロナの不安がひしひしと迫っていて、いろんな対策がストレスです。そのうえ、オリンピックをめぐる世論の分裂など、テレビをつけると暗い話題ばかりで嫌になります。季節の変わり目でもありますしね。あと最近出費がかさんでいてこれまたストレスです。まずは引っ越しにだいぶお金がかかりましたし、それに伴い冷蔵庫など家電の買い替え、あとは慶弔費、そして今度は車検です。妻の出産もありますが、それについては妻に建て替えておいてもらうことにしました。薄給の身には厳しい面が多々ありますが、6月にはボーナスが出ます。それで何とか賄いたいですね。

 最近は夜の残業にも慣れてきたかな。この調子で無理せずやっていきましょう。

乗代雄介『旅する練習』

 

旅する練習

旅する練習

 

  本作品では、サッカー選手になることを夢見る小学六年生の女子の活き活きした情景が活写される。だが、この少女はいずれ事故にあってしまう。それだけではなく、会社に内定が決まったのに内定の辞退を迫られる大学生などが描かれる。ここで描かれているのは人生の普遍的な物語である夢の挫折・夢の喪失という物語だ。

 夢に向かって突き進んでいるころ、少年や少女はとても光り輝いている。その光輝を丁寧に描いておきたい、きれいに保存しておきたいという創作の衝動はわかる。だがそれは夢を喪失したときの悲劇を一層増大させてしまうのだ。夢に燃えている少年少女は美しいから描きたい、一方でそれを描けば描くほど、その後の悲劇は際立ってしまう。そのようなジレンマを提示している作品のように思える。

 途中挿入される旅の情景描写はとても美しく、筆者の地の筆力を十分伝えてくる。基本的な描写こそがすべての文学の基本にあることを改めて気づかせてくれる。

在宅勤務一日目

さて、今日は在宅勤務一日目です。やることはマニュアルの見直しや関連法制度の学習であり、日頃の業務を見直すいい機会になるかと思います。あまり根を詰めると疲れるので、ほどほどにやろうかな、と。これも通常勤務なので、真面目に取り組みます。