albatros blog

広田修の書評とエッセイ

今後

 さて、私の受けたハラスメントですが、特に上層部に上げることなくただ何となくほのめかす程度にしておこうかと思います。結局、「誰々が悪い」という犯人捜しは真の解決を生まないんですよね。誰かを悪者に仕立て上げてそれで解決したつもりになって、問題を生み出した背後にある真の原因を覆い隠してしまいます。たいてい、不祥事というものは構造的な背景を持っています。その構造を温存したまま「犯人」を懲らしめたところで何の解決にもなりません。しかも、被害を訴えるとその後2次被害や3次被害に遭う可能性が極めて高いです。被害者は余計な訴えをせず、問題の背後にある構造を変える努力をするのが最善の道だと思います。問題の背後にある構造としては、リプロダクティブライツへの理解不足、そういった日ごろの学習を促進する風土が定着していないことなど様々なことが挙げられると思います。そういうところを改善する努力を地道にやっていきたいですね。