albatros blog

広田修の書評とエッセイ

2022-10-03から1日間の記事一覧

大詰め

仕事の方はいよいよ大詰めを迎えています。多分今週中に案が固まり、出すべきところに出すことになるでしょう。最終調整頑張りたいです。もう期限が決まっているので、早く固めなければなりません。いつまでも検討している暇はありません。 今週は五日間フル…

川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』

ウィステリアと三人の女たち (新潮文庫 か 64-4) 作者:川上 未映子 新潮社 Amazon 川上未映子の作品がこれだけのポピュラリティを得ているというのは結構面白いと思う。というのも、川上はどちらかというと王道の小説というよりも論理性の強い小説を書くから…

閻連科『年月日』

年月日 (白水Uブックス) 作者:閻連科 白水社 Amazon 小説全体が人生を比喩しているという意味で、ヘミングウェイの『老人と海』に比肩するくらいの名作である。『老人と海』が老人と魚の戦いによって人生の挫折と努力を描いたとするならば、本作はそれに加え…