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広田修の書評とエッセイ

2021-11-30から1日間の記事一覧

多和田葉子『献灯使』

献灯使 (講談社文庫) 作者:多和田葉子 講談社 Amazon 多和田葉子は言葉の新奇性を追求しているかのように思える。その意味で多和田は詩人に近く、実際に詩を書いてもいる。本作において多和田の言語の新奇性への追及は記述の角度と世界の構成いずれにも及ん…